[君の秘密]
[お前はいいのか]



直人に言われた言葉を思い出した


いいわけは…ない

でも、君は
俺には美しすぎて

手の届かない存在だから…


見ているだけで、よかった







































そのはずなのに







































君とあいつのその現場を見てから

よけいに、君を魅力的に感じる俺がいた








君はなぜあいつなんだろう










君の事をよくも知らない俺が考えたって
わかるはずもないのに…







































君の席



いつものようにがらんとしている


君の横顔
君の髪の毛
君の腕
君の身体
君の脚













瞼の裏側に焼き付いているかのように
鮮明に思い出すことができる
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