[君の秘密]
[―白石!‥大丈夫か?]
[あ‥佐藤くん]
直人が君にかけよる
[あいつ‥2年の塩島だよな
しつこくされてんなら、俺言おうか?]
[佐藤くん塩島くんの事知ってるの?]
[知ってるってゆうか、話を聞くだけだけど‥‥相当、遊んでるって聞くし‥]
[‥‥‥。]
君は急に黙りこくった
[だからさ、あんま関わらない方がいいよ。白石だって、困ってるだろ?]
[ね‥‥佐藤くん]
[‥?!な、に]
直人はふいに自分の名前を呼ばれて驚いたのと、君に突然見つめられた事に動けなくなっている
[噂だけで、判断しちゃ駄目。]
君はそれだけしか言わなかった
そう言った君の声、君の瞳
まっすぐに直人にむけられていて
君の一言に重みを感じさせられた