‡幼なじみ‡
莉紅は、さりげなく優しい。
自分が車道側を歩いて、私を車から守ってくれるし、歩くスピードも私に合わせてくれる。
ずっと一緒に歩いていたい…とかバカな事を考えてたら。
アッと言う間に、家に着いちゃった。
そりゃそうだ、学校から家は徒歩で15分の距離だもんね。
「じゃあな」
「うん」
お互い自分の家に入る。
「ただいま〜。」
「おかえり、姫野。」
自分の部屋に入り、部屋着に着替える。
「はぁ…疲れた。」
ベッドにダイブして寝ころんだ。