‡幼なじみ‡
私の身体に異変が起こった。
精神的ショックのせいで、生理が来ないのだと思っていた。
でも、しばらくすると貧血を起こしたり、気分が悪くなり食べたものを戻すようになった。
まさか…?
そんなことあるわけない!!
信じたくなくて、両親にも言い出せなかった。
異変に気付いてから1週間後、学校は夏休みになった。
両親に言えないままの私。
家にいることも出来ず、街をうろついた。
そんな時、耳に飛び込んで来た莉紅の噂。
莉紅は、良くこの辺りに友達と遊びに来ていて、年上の女の人遊んでいるらしい。
一度遊んだ女とは、二度と会わないらしいと。
驚愕した。
あの莉紅が?
遊びで女の人と…?
人違いかと思った。
でも、目撃してしまったんだ。
年上の女の人と、腕を組んで歩いて行く姿を。
その時、私は思ったの。
莉紅に近づけるって。
次の日から私は、きっちりとメイクをして大人っぽい服を着て、莉紅に会う準備をした。
数日後、莉紅に声を掛ける事が出来た。
そして、年上と嘘をついてラブホテルに行く事に成功した。