‡幼なじみ‡



「/////…す.き…。」

「聞こえねぇ。」

「////っ!……莉紅の事が好きなの。ずっとずっと小さい頃か…」ギュッ!!


「きゃ!?」

莉紅に抱きしめられた。


「やっと…やっと…俺のものになった。俺の唯一の願いが叶った。もう、ぜってぇ!!離さねぇ!」


「莉紅?私、莉紅と一緒に居てもいいの…?私……」

「そんなの決まってんだろ!離さねぇって言ったろ。」

「莉紅。」


「姫野、好きだ。一生離さねぇからな。覚悟しろよ。俺の今までの我慢がどれ程のもんか、教えてやるからな。逃げるなよ。」



莉紅は、抱きしめていた腕を緩めて私の目をじっと見つめた。

「姫野、愛してる。」

「///莉紅…私も、愛してる…。」


私が愛してると言った瞬間に、莉紅が甘い甘いキスをしてくれた。
何度も、啄むようにキスをしているうちに、立っていられない程の深いキスをしてきた莉紅。
もう、溶けちゃいそう…。ぼぉ〜と潤んだ瞳で莉紅を見つめると…。


「姫野、ヤベェ。すげぇ、色っぽい。止められなくなる。」

「////ダメ。」


「フッ…分かってるよ。こんな、いつ人が入ってくるか分かんねぇとこで姫野を抱いたりしねぇよ。1度抱きしめたら、暫くは離せねぇからな。時間がたっぷりある時にだな。ニヤリ」


「////な、何言ってるのよ!莉紅!!バカ!!」


「ククク…タコ。」


「むぅ〜リンゴって言って。」

「やだね。姫野はタコで充分。クスクス〜。」


「チュッ♪」
/////。

「さぁ、皆待ってるだろうから行くか?」


「うん。」




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