‡幼なじみ‡


「姫野」
莉紅は手を差し出して、私の手をとり、恋人つなぎをした。

すごく嬉しいんだけど、恥ずかしくて…
「このまま、皆のところに行くの?」と聞いてしまった。


「当然。」

「////。当然…って。」

「プッ。タコ姫野。」

「だ、だって急に、こんなふうに手つなぐなんて、莉紅こんなキャラじゃなかった…よね?」


「は?キャラとか関係ねぇ。今までの俺の我慢を教えてやるっつったろ。姫野は俺の。誰にも渡さないって、野郎共に分からせないとな。」

「…///……しい…。」


「あ?何つった?」

「…///嬉しい…。」

「姫野!///お前…煽ってんじゃねぇよ。今すぐ奪いたくなんだろ。」

チュッ。
ギュッ。

「奪っていいなら、奪うけど?」


「////だ、ダメ!!」


「ククク…。今ここでは止めとくよ。でも、覚悟しておけよ?俺はもう、そんなに待てねぇからな。姫野の全部、俺が貰う。で、俺の全部は姫野のだから。」


「///莉紅…大好き。」


「あー。姫野、家に帰ってから言ってくれ。2人きりのときなら、ずっと言ってていいから。とりあえず、学校ではあんまり言うな。抑えられねぇから。」

そう言って、甘いキスをしてくる莉紅。
莉紅って、こんなに甘々だったんだ////。

嬉しいけど、慣れない莉紅に心臓が破裂しそうだよ。




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