‡幼なじみ‡


「行くか。冷やかしに。」


「うん。でも、冷やかしはダメだよ。」


「…分かったよ。」


「流石、姫野ちゃん。莉紅のことを言う事利かせられるのは姫野ちゃんだけだよ。」ニコッ

「ふぇ!?///」
「光貴、うるせぇ。」


「ククク…。どう?冷やかされた気分は?」


「…ウゼェ。」


「だろ?だから莉紅も由希も、冷やかしは止めた方がいいよ。」ニコッ


「……。」
「分かったわよ。」


流石なのは、光貴君だと私は思う。
いつも、穏やかで全てを包み込む優しさを持っていて、同じ年とは思えないくらい大人っぽい。

由希は、スパッと竹を割ったような性格で、感情が豊か。
光貴君と由希は、お互いがお互いを引き立てあっている。
私の憧れの2人。


私も、莉紅とそんなふうになりたいな。





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