‡幼なじみ‡
「タコ」
「ふぇ!?」
「タコ」
「タコ?」
「プッ。何、赤面してんの姫野。」
「ふぇ!?べっ別に赤面してないし!」
あっ!ヤバッ。
今の言い方、可愛くない。『作戦』が。
「クックッ!実際、顔赤くして言っても説得力ねぇし。しかも、さっきから落ち着きねぇ。」
「っ…。そんなことないもん、落ち着いてるし。」
こうなったら、作戦を実行するべく莉紅の目をじっと見つめてみた…。
ボムッ!!
5秒で爆死。
慌てて、目を逸らした私。
ドキドキ…。
ダメだ。心臓もたないよ。どうしよう。
長年、一緒に過ごしてきても、莉紅の整い過ぎてる顔と、吸い込まれそうな瞳は見慣れることなんて出来ない!!
目をじっと見て話しするなんて、一生ムリ〜!!
由希〜助けて〜!
「姫野、何?ひとりの世界に入ってんの?」
「ふぇ!?///イヤ、あの、その、えっと…。(汗)」
「ぷっ…アハハ…!!ゆでダコ。」
なっ何ですとぉタコの次は、ゆでダコですか。
何ですか?
更にパワーアップしたってことですか。
もう、何とでも呼んでくれ!!