‡幼なじみ‡


その日は、金澤先生に入部許可をもらって部員の皆に軽くあいさつをして帰った。


その日のうちに噂は広まり、アッと言う間に莉紅のバスケ部入部の話が、学校中に知れ渡った。



翌日、学校へ行くと学校中の女の子達が集合してるの?ってくらい校門の前には人だかり!!
「「「「「きゃー!!葉山君〜!」」」」」 「「「「「バスケ部に入ったのぉ〜」」」」」


「チッ。何だよ。学校にはいれねぇ。」ボソリと呟く。
「すっ、すごいね。話がもう、広まってるんだ。」

「はぁ。うぜぇな。」


おそるおそる、校門に近づくと莉紅はアッと言う間に取り囲まれ。

私は<<邪魔!!>>と突き飛ばされた。


「きゃっ。」


<<あんた、マネージャーになったって本当なの?>>
<<幼なじみだかなんだか知らないけど、莉紅君の回りチョロチョロすんな!ウザイのよ!!>>
<<マネージャーは私達がなるから、あんたは引っ込んでな!!>>




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