‡幼なじみ‡

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○○大学での練習試合〜

｢集合しろ。｣

｢｢｢｢はい!!｣｣｣｣

｢今日の相手は、常にベスト4に入ってるチームだ。今まで対戦してきたチームとは、格段にレベルが違うだろう。自分達の力がどの程度か、今日ので対戦で分かる。弱点はステップアップのチャンスだ。最後まで全力でぶつかってこい!!だが、ケガだけはするなよ。｣


｢｢｢｢｢はい!!｣｣｣｣｣



『ピー！』
試合開始〜


さすが、大学バスケ。
しかも、常にベスト4に入っているチームだ。


全然、やりたい事をやらせてもらえない。
相手のペースで、3ﾋﾟﾘまで終了。
ラスト4ﾋﾟﾘで、追い付けるか？
得点は73ｰ52で21点差。


長野先輩も、光貴君もいつも以上に体力を消耗してる。
莉紅は、ディフェンスが2人ピッタリついてマークされている。
動きを封じ込められていて、攻撃になかなか加われない。
2年のブランクは、やっぱりキツいって事なんだ。
いつもポーカーフェイスの莉紅が少しイラついてるのが分かる。
こんな事、初めてだ。


皆、頑張って!!

由希も、祈るように応援してる。


練習試合でも、勝負は勝負。
勝ちたい!!
皆の思いが、ヒシヒシと伝わってくる。