‡幼なじみ‡
そんな、激しい衝動を自分自身どうしたらいいか分からず、慌てて自分の部屋へ戻った。
それから、姫野の部屋には行かなくなった。
自分が信じられなかったから。
姫野を傷付けてしまいそうで。
この衝動を発散させるため、俺は今まで相手にしなかった、俺に言い寄ってくる女を利用した。
相手は、年上で遊び慣れしていて、後腐れのない奴だけ相手にした。
最初の1人目の女とやった後は、後悔しか無かった。
好きでもない奴とやってしまった嫌悪感。
すべての初めてを姫野と体験したかったはずなのに。
姫野は、俺の様子がおかしいと気づいてはいたみたいだけど、何も言って来なかった。
そんな、姫野の態度にイラついて、言い寄って来る女を片っ端から抱きまくった。
ただの八つ当たり。
ガキだ。
同じ女とは、やらない。
キスもしない。
ただの行為だけ。
名前も覚えてない。
俺は最低な奴なんだ。