‡幼なじみ‡


朝のSHR〜
ガラガラ〜。

「皆〜席につけ。」

ガタガタ…


「よし、今日は転校生を紹介するぞ。」


「「「「おぉ!!!先生〜男?女?」」」」

「今、分かる。ちょっと待て。桐原入って来い。」

スタスタ…。

「「「いぇ〜い♪女の子じゃん♪しかも、可愛いー。」」」

「男子!!静かにしろー。桐原、自己紹介してくれ。」

「はい。桐原綾乃です。○○県青蘭学院から編入してきました。元々はこちらが地元ですが、父の仕事の都合で1年半、ここを離れていましたが、戻って来ました。よろしくお願いします。」


「よし、皆。仲良くしてやってくれ。分からないことがあると思う。皆でフォローしてやれよ〜。」


「「「「はい!!」」」」


「そうそう葉山。お前、桐原の知り合いらしいな?面倒みてやってくれ。」


えっ!?莉紅の知り合い?
嘘…いつの時の知り合いなの?
幼なじみの、私も知らない知り合いって?
莉紅の方を見ると、驚いたような顔をしている。
じっと桐原さんを見て、何か気づいたような顔をした。


何か、胸がザワザワするのは気のせい?



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