「……んっ……っ……」

息の詰まる様な激しい口付けに、この男に慣らし尽くされた私の体はすぐに反応してしまう。

そのまま敷かれたままの布団に押し倒され、スルスルと着物の帯を解かれる。

「……今日はいい子にしていたか?」

彼の呟く様な問い掛けに、困った様に首を傾げ笑って見せる。

「この閉ざされた部屋から、私はどうやって抜け出せましょうか?」

「……そうだな」

私の答えに満足したのか、男はニヤリと笑って私の首筋に舌を這わせた。

帯の解かれた白い着物が左右に肌蹴られると……素肌が男の前に晒される。
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