秘密の恋心〜姉弟の禁断の恋〜
「美雪、引っ越しの荷物は全部片付いたの?」

「うん、おかげさまで」


私は中山美雪。こっちの4年制の大学を出て、この会社に入ってもうすぐ1年。今年で23歳になるOL。

今は同僚で同い年の彩子とランチの最中。彩子には引っ越しを手伝ってもらった。

「イケメンの弟君はいつ来るわけ?」

「今度の土曜だけど、なんでイケメンなのよ?」

「だって、弟君はすごくモテるって、前に美雪が言ってたじゃん。イコール、イケメンでしょ?
なんて名前だっけ?」

「俊輔」

「俊君ね。土曜が楽しみだわ…」

「どういう事?」

「決まってるじゃん。見に行くのよ。ダメって言わないでよ?」

「別にいいけど…」

「18歳の男の子かあ。可愛いだろうなあ。でも美雪にとっては、ちょっとばかり迷惑よね?」

「どうして?」

「だって、小林さんの事、連れ込みにくいじゃん?」
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