秘密の恋心〜姉弟の禁断の恋〜
「ねえ?」

息が整った頃、私は俊を上目遣いで見つめ、甘えた声を出した。

「なに?」

「ちゃんとしたキス、教えてよ?」

「え?」

「大人のキス。出来るんでしょ?」

「そんな事したら、俺、どうなるか分かんないぞ」

「いいよ。俊の好きにして」

「クソ! 姉貴が悪いんだからな!」

「イヤ。美雪って呼んで…?」

「み、美雪…」

「俊…」
< 76 / 91 >

この作品をシェア

pagetop