誘惑的すぎる部下
「き、貴様~!
私の大事な娘に手を出しおって…!」

逆上したお父さんは、テーブルを乗り越えて亮に掴み掛かった。
こんなお父さんを見るのは初めてだ。

「お父さん、やめて。亮をぶたないで。悪いのは私なの。私が亮を誘惑したの!」

「葉子は離れてろ。体に障ったら大変だ!」

その亮の言葉で、お父さんの動きがピタッと止まった。

「なんだと?」

「どういう事なの、葉子?」
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