誘惑的すぎる部下
亮君の手が、私のオデコにピタッと着けられた。

ほんの一瞬だけど、その暖かい手の優しい感触が心地良かった。

「熱はないですね。でも、顔が真っ赤ですよ。目も潤んでます。男にそんな顔見せたら危ないですよ?」

「あなたが紛らわしい事したり、言うからでしょ!」

そう言って私はトイレへ逃げ込んだ。
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