夏、青春



「ふ~ぅ、ビックリした」
「はは、俺はさっきの気になったし」
「Σ(゚д゚/」
「俺傷ついたなあ、気になるし」
「あ、ごごめん」
「はは、冗談冗談やて」
「あ、あははは」


自分めっちゃ恥ずかしいし!
堂林君もうひいとるよな…っ
あー さ い あ く( ゚ ― ゚ )


「んー今日やよい遅いな、祥太」
「んお?確かに遅いな出張??」
「だったら幸せすぎるしなあ!」
「お前はもっと勉強しなさい!」
「いった!」


「(はあ…)」

堂林君は私に気をつかってか、
知らんけど話かけてくれよる。
でもそれは同情なんかな……?
(あかん!あかん!プラスに!)
堂林君はあの時木下さんを別に
なんとも思ってないって言って
たけどその場から逃れるための
嘘だったら?ほんまは木下さん
のことが好きだったら?私は…


「…もうわからんっ!」


千紘は机にうつぶせになった


こんなネガティブな自分知らん!
堂林君の事疑うとか一番最低な事
で!木下さんの事は友達ってあの
場所でちゃんと聞いたでないか!


でも「気になる」堂林君の
………好きなひと………。


「何が気になるん?伊瀬さん」
「…!えっ、ああああ相澤く」
「どうせまた祥太のことだろ」
「確定なんじゃ…(笑)(笑)」
「悩み事しよったら顔に出と」
「…何それっ」
「堂林君のこと好きやなって」
「……好きやもん」ぼそ





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