夏、青春



「はい席着けよー」


先生の大きな声が教室に響き
みんなはしぶしぶ席に着く。


「ほな、今日は転校生を紹介する!」
「えっ!何?聞いてないし!」
「ほなけん一つ机増えとったん!?」
「はよ~どんな子!どんな子?!」


先生の思わぬ言葉に戸惑う生徒も
いれば嬉しそうな生徒も。
野球部は「男子だったら野球部だな」
と勝手にそう言っていた。


ガラっ!


教室のドアが開いたー…。





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