-悲恋-


―そうこうしている内に、
その人の子供を身ごもってしまい、

仕事は辞めて
子供にかけました。


《子供をちゃんと産まなければ》

と思い、

自分で手縫いの肌着やおしめを、
いっぱい作りました。



買った物など1枚もありません。


それが家の慣わしだったから、
頑張って作った。


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