-悲恋-
-第4章-
―私は家族の為、子供の為、
水商売に行って一生懸命、働いた。
お酒は飲めないから、
雇ってもらえるか聞いてみた。
そしたら―…
「貴女、美人だし、スタイル抜群だから、
うちにはもってこい」
だと言われ、
すぐ翌日から働きだした。
そしたら、踊りは踊る、歌は歌うで、
みんなのアイドルだった。
帰りはお客さんが待ってるし、隠れて
店長に送ってもらってた。
顔が、ムードがあるから
【ゆう子】と名づけてくれました。
この名前が当たって、
客は多いし、
給料はいいし、
一晩に15万くらい、稼いでたんです。