-悲恋-



―うちは今、京也と初めて過ごした大阪が、
あれほどまでに大きい街とは知らなんだ…。


あちこち良い街に住んでたんやなぁ。


毎日が、とても幸せやった…。



今となっては、走馬灯の様に、
大阪の良い所が巡り巡って、

京也…
貴方との生活が、どれほど幸せやったか…。


1人になって、つくづく思い出しています…。


今は、1人になってしまった。


淋しくて 淋しくて ならへん…


京也、堪忍やで…


うちを、あれほどまでに
幸せにしてくれた貴方やのに…


ごめんな…


貴方の事は生涯、忘れへんで…。


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