青い桜が咲く頃に

確かによく見れば
笑顔の少年にはコウキの
睨む少年にはダイセイの
面影があった。


「なんで!?
 全然違うじゃん!!
 今と真逆じゃん!!」


興奮中のアタシは
さっきのコウキの言葉を
そのまま口にしていた。



「色々あったんだ……」


そう言って笑うダイセイは
なんとなく
寂しそうだった。

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