青い桜が咲く頃に

千円の花火。


三人でやるには
十分な量。


それを抱え
子供みたいに笑うアタシに
レジのお姉さんも
つられて笑った。



それが嬉しくて
幸せをお裾分けした気分で
アタシはもっと笑った。



ダイセイとコウキの間
花火を抱えて
鼻唄を口ずさむ。

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