青い桜が咲く頃に

だが、ある日
一通の手紙が届いた。


ダイセイの母親からだった。


手紙には
ダイセイの二十歳の誕生日に
迎えに行くと書かれていた。





それからダイセイは
正気を失ったようだった。


いつも上の空で
食事も睡眠もほとんどなく
いつ死んでも
おかしくなかった。

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