青い桜が咲く頃に

信号が青に変わり
止まっていた人の流れが
一斉に動き出した。


反対側から歩いてきた
ケイちゃんと思われる
その人物に近づくため

アタシは足早に
横断歩道の上を進んだ。



一歩
また一歩と
近づく度に
鼓動が高鳴った。


あの日々が
アタシの中に
溢れてきた。

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