青い桜が咲く頃に

アタシの部屋に入った瞬間
ケイちゃんは
一点を見つめたまま
固まってしまった。



「ケイちゃん……?」


ケイちゃんの見つめる先は
テーブルに飾ってある
写真立てだった。





「と…さん……。」


ケイちゃんは突然
その場に座り込んで
泣き出してしまった。

< 242 / 265 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop