青い桜が咲く頃に

雨が止むまで
コンビニで雑誌でも…

と思ったのは浅はかだった。


大荷物の
いかにも家出娘なアタシに
世間の目は冷たかった。


店員同士で
コソコソと話している声が
鼓膜を痛いくらいつつく。



仕方なく雨に濡れながら
また歩き始めた。

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