河童のあなたと私
「見てのとおり俺は河童だ」
言われなくてもわかる。
「河童さんはなんでこんなとこにいるの?」
「河童さんだと!?俺には『ドウ』っていう素晴らしい名前がある!」
「…じゃあドウさん、なんでこんなとこに?」
「お前、伝説上の生き物様が話してやってるんだぞ…。キュウリの1つや2つ持ってくるのが当然じゃないのか?」
ああ…こいつが人間だったら絶対に殴っている……。
このときほどそう感じたことはない。
言われなくてもわかる。
「河童さんはなんでこんなとこにいるの?」
「河童さんだと!?俺には『ドウ』っていう素晴らしい名前がある!」
「…じゃあドウさん、なんでこんなとこに?」
「お前、伝説上の生き物様が話してやってるんだぞ…。キュウリの1つや2つ持ってくるのが当然じゃないのか?」
ああ…こいつが人間だったら絶対に殴っている……。
このときほどそう感じたことはない。