奇奇怪怪
「このアザがどうかしたのか…?」
「このアザの模様、この町に奉られてる鏡の紋章と同じなんだ」
「えっ!?マジで…?」
「俺たち妖怪…主に神と呼ばれる存在のものは皆、何か大きな災害、異変が起きた時、鏡の紋章と同じ模様のアザのついているものを頼れと言われてきている」
つまり、
それが俺ー…!?
いやいやいや!
そんなこと今さら言われてもマジで無理!!
「とにかく今はお前の力が必要だ。力になってくれるよな…?」
「俺には荷が重すぎー…」
「お前だって町の皆を助けたいだろ?どうしても力を貸すのが嫌なら3代先まで祟るぞ…?」
「……」
町の皆を助けたいと言う気持ちは嘘じゃ無い、
さりげなくアスターに脅されつつ、
俺は町の人達のためにアスターの力になることにした。