氷の女神
「綾乃さん、しっかりしてください」
「里中君…」
「顔が真っ赤じゃないですか!」
綾乃さんのオデコに手を当てると、すごい熱さだった。
「熱がすごいですよ。病院へ行きましょう?」
「病院は嫌。家に帰りたい」
「お医者さんに診てもらった方がいいですよ」
「家に帰りたいの。お願い…」
「分かりました」
タクシーを停め、綾乃さんを乗せて俺も乗り込んだ。
綾乃さんから住所とマンション名を聞き、運転手に行き先を告げた。
「里中君…」
「顔が真っ赤じゃないですか!」
綾乃さんのオデコに手を当てると、すごい熱さだった。
「熱がすごいですよ。病院へ行きましょう?」
「病院は嫌。家に帰りたい」
「お医者さんに診てもらった方がいいですよ」
「家に帰りたいの。お願い…」
「分かりました」
タクシーを停め、綾乃さんを乗せて俺も乗り込んだ。
綾乃さんから住所とマンション名を聞き、運転手に行き先を告げた。