氷の女神
エピローグ1
俺は綾乃さんが入院していた病院に入院した。
綾乃さんとは違って外科病棟で、大部屋だったけど。
綾乃さんは俺と入れ違いに退院してしまったが、朝と夜に毎日来てくれていた。
その度に同室の男どもは綾乃さんに色目を使い、俺はそれが嫌であり、しかし優越感に浸ったりしていた。
単純骨折だったため入院は2週間ほどであったが、たまには入院もいいものだなと思った。
病気などで先行きが分からない人には申し訳ないが、確実に快方へ向かい、食事制限はなく、これといった検査も治療もない俺は、のんびり休息させてもらったも同然だった。
綾乃さんとは違って外科病棟で、大部屋だったけど。
綾乃さんは俺と入れ違いに退院してしまったが、朝と夜に毎日来てくれていた。
その度に同室の男どもは綾乃さんに色目を使い、俺はそれが嫌であり、しかし優越感に浸ったりしていた。
単純骨折だったため入院は2週間ほどであったが、たまには入院もいいものだなと思った。
病気などで先行きが分からない人には申し訳ないが、確実に快方へ向かい、食事制限はなく、これといった検査も治療もない俺は、のんびり休息させてもらったも同然だった。