氷の女神
綾乃さんの可愛い掛け声と共に投げられた白いブーケは、ある女性の手にスッと落ちた。

まるで何かに導かれたような、ブーケが女性を選んで飛んだような、そんな感じがした。


「あら、いやだ。一番縁のない女が取っちゃった」

そう言ったのは他でもない、ブーケをキャッチした当人の、北野主任だ。

「綾乃ちゃん、やり直して?」

「そんなのダメよ。次は葉子ちゃんね!」

「私は無理!」

「きっといい人が現れるわよ」

「年下の男とか?」

「そう、年下のイケメンとか」

「はいはい。綾乃ちゃんにあやかるわ」

うまい洒落だが、それが現実になるとは、誰が予想できただろうか…





(エピローグ2 完)
< 83 / 83 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:18

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

いけない保健教師〜気になる不良転校生〜
秋風月/著

総文字数/53,153

恋愛(キケン・ダーク)160ページ

表紙を見る
甘い秘密指令〜愛と陰謀に翻弄された純情OL〜
秋風月/著

総文字数/84,221

恋愛(オフィスラブ)239ページ

表紙を見る
貴公子と偽りの恋
秋風月/著

総文字数/54,842

恋愛(キケン・ダーク)169ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop