ボーダー
夕食になんて、集中できるはずもなかった。
あんなこと言うからよ、蓮太郎のバカ。
部屋に戻ると、すでにやる気スイッチはオンになっているようで、上半身裸の旦那がいた。
「……んっ……」
旦那からの深いキスに、酔いしれる。
ピアスは外したから、懸案事項は残ってない。
そのままベッドに押し倒されて、二の腕のスリットの上からリボンを結んだ薄手のニットを脱がされて、ショートパンツの隙間から手を入れられる。
「予約、って言ったからノーブラなの?
可愛くて色っぽい奥さんで、最高。」
ショートパンツを脱がされると、青地にレースとチュールを重ねた薄い布がお目見えする。
「メイっぽくて可愛い。
……ってかそれ、初お披露目?
こういうのも好き。」
下着の上から、焦らすように触られる。
「さわって、よぉ……」
すでに湿っている薄い布を脱がされて、直に指を入れられる。
跳ねる身体は、その刺激を求めていた合図だ。
すでに、蓮太郎の自身からは透明な液体がこれでもかと溢れて、私の太ももに垂れている。
「旦那さんも、十分エッチだよ?」
「んー?奥さんが色っぽい格好してるから。」
深いキスと共に、上の膨らみにも忘れずに刺激をくれる。
クイ、と、私の潤う箇所に蓮太郎自身を誘導する。
「欲しいの?メイ。」
「旦那さんが欲しいの。
早く……ひとつになりたい。」
「あー、もう。
優しくしようと思ったのに。
奥さんが煽ってくるから、理性切れちゃったじゃん。
手加減しないよ?メイ。」
旦那自身の大きさと質量を、生で感じる。
「締め付け、やべぇよ、メイ……」
私の頭を撫でて、深いキスをすると、掠れた声で私の名前を呼んだ。
その刹那、彼の身体の力は抜けて、それと同時に、熱い液体が流れ込んでくる。
「超良かった。メイ。
やっぱ最高だよ。
少し休憩したらさ、一緒にシャワー浴びる?」
「……もう!
気が向いたら、一緒に浴びる、かも。
恥ずかしいから、先にシャワー浴びてて。
後から行く。」
「よく言うよ。
マレーシアの時は、シャワーシーン見せてくれたくせに。」
この旦那、恥ずかしい黒歴史を思い出させてくれる。
「言わないでよ、もう!」
結局、一緒にシャワーを浴びながら、蓮太郎に尋ねる。
「黒沢夫婦は、無事になんとかなりそうね。
もし、近い将来、あのお守りにあやかって、私が友佳ちゃんの立場になったら、蓮太郎はちゃんと、一成くん以上に喜んでくれるかしら?」
「喜ぶに決まってる。
奇跡だもん。
健康な男女が排卵日狙ってチャレンジしても、ホイホイ身篭れるわけじゃないんだってな。
だからこそ、そうなったら奇跡だからさ。
喜びの舞踊れるくらい喜ぶと思うよ。
今から、宝月グループの各社に送るFAXの文面考えておくか。」
「喜んでくれなかったらどうしよう、ってちょっと不安だったから、良かった。」
「メイさ、オレの幼なじみとか、その他の親友たちと付き合うようになって、さらに丸くなった気がする。
……前は、ちょっと悩みとかは絶対言わないで抱え込むタイプだったのに。」
そんなこと、意識してなかった。
愛する旦那の、その周囲の人間の人柄が良すぎるのが、その理由だと思う。
「蓮太郎と、その周りの人のおかげよ?
ありがとう。」
ちゅ、と彼の唇にキスを落とした。
お礼のつもりだったのに、それが、彼のスイッチを入れてしまったらしい。
「奥さんが可愛いから、また反応しちゃったじゃん。
責任、取ってよね?」
ベッドに寝かされて、この旅行中何度目かの、甘くて幸せな時間を過ごした。
あんなこと言うからよ、蓮太郎のバカ。
部屋に戻ると、すでにやる気スイッチはオンになっているようで、上半身裸の旦那がいた。
「……んっ……」
旦那からの深いキスに、酔いしれる。
ピアスは外したから、懸案事項は残ってない。
そのままベッドに押し倒されて、二の腕のスリットの上からリボンを結んだ薄手のニットを脱がされて、ショートパンツの隙間から手を入れられる。
「予約、って言ったからノーブラなの?
可愛くて色っぽい奥さんで、最高。」
ショートパンツを脱がされると、青地にレースとチュールを重ねた薄い布がお目見えする。
「メイっぽくて可愛い。
……ってかそれ、初お披露目?
こういうのも好き。」
下着の上から、焦らすように触られる。
「さわって、よぉ……」
すでに湿っている薄い布を脱がされて、直に指を入れられる。
跳ねる身体は、その刺激を求めていた合図だ。
すでに、蓮太郎の自身からは透明な液体がこれでもかと溢れて、私の太ももに垂れている。
「旦那さんも、十分エッチだよ?」
「んー?奥さんが色っぽい格好してるから。」
深いキスと共に、上の膨らみにも忘れずに刺激をくれる。
クイ、と、私の潤う箇所に蓮太郎自身を誘導する。
「欲しいの?メイ。」
「旦那さんが欲しいの。
早く……ひとつになりたい。」
「あー、もう。
優しくしようと思ったのに。
奥さんが煽ってくるから、理性切れちゃったじゃん。
手加減しないよ?メイ。」
旦那自身の大きさと質量を、生で感じる。
「締め付け、やべぇよ、メイ……」
私の頭を撫でて、深いキスをすると、掠れた声で私の名前を呼んだ。
その刹那、彼の身体の力は抜けて、それと同時に、熱い液体が流れ込んでくる。
「超良かった。メイ。
やっぱ最高だよ。
少し休憩したらさ、一緒にシャワー浴びる?」
「……もう!
気が向いたら、一緒に浴びる、かも。
恥ずかしいから、先にシャワー浴びてて。
後から行く。」
「よく言うよ。
マレーシアの時は、シャワーシーン見せてくれたくせに。」
この旦那、恥ずかしい黒歴史を思い出させてくれる。
「言わないでよ、もう!」
結局、一緒にシャワーを浴びながら、蓮太郎に尋ねる。
「黒沢夫婦は、無事になんとかなりそうね。
もし、近い将来、あのお守りにあやかって、私が友佳ちゃんの立場になったら、蓮太郎はちゃんと、一成くん以上に喜んでくれるかしら?」
「喜ぶに決まってる。
奇跡だもん。
健康な男女が排卵日狙ってチャレンジしても、ホイホイ身篭れるわけじゃないんだってな。
だからこそ、そうなったら奇跡だからさ。
喜びの舞踊れるくらい喜ぶと思うよ。
今から、宝月グループの各社に送るFAXの文面考えておくか。」
「喜んでくれなかったらどうしよう、ってちょっと不安だったから、良かった。」
「メイさ、オレの幼なじみとか、その他の親友たちと付き合うようになって、さらに丸くなった気がする。
……前は、ちょっと悩みとかは絶対言わないで抱え込むタイプだったのに。」
そんなこと、意識してなかった。
愛する旦那の、その周囲の人間の人柄が良すぎるのが、その理由だと思う。
「蓮太郎と、その周りの人のおかげよ?
ありがとう。」
ちゅ、と彼の唇にキスを落とした。
お礼のつもりだったのに、それが、彼のスイッチを入れてしまったらしい。
「奥さんが可愛いから、また反応しちゃったじゃん。
責任、取ってよね?」
ベッドに寝かされて、この旅行中何度目かの、甘くて幸せな時間を過ごした。