素敵すぎる上司
「でも……」


と言ったら、香取さんにギュッと抱きしめられた。


「もう“でも”は、なしだ。俺は君が好きだ。愛してる。君はどうなんだ?」


「私も、香取さんが好きです」


「じゃあ、何も問題ないだろ? 俺を信じて、ずっと傍にいてくれ。いいな?」


「……はい」


香取さんは私の頭を優しく撫で、そっとキスをした。

私は香取さんの背中に手を回し、一生懸命キスに応じた。


「あ、ちょっと……」


香取さんは私をソファに寝かせると、覆いかぶさってブラウスのボタンを外し始めた。


「だめ。やめて……」


香取さんは、はだけた私の胸元に唇を這わせた。くすぐったいような、気持ちいいような、変な感じがする。

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