俺様と奏でるハーモニー


勝った!! 勝ったけど……。


この、修さんの憂いを帯びた表情にはいつも負けちゃうのよね。


やっぱり、負けたのは私のほうだと思うわ。


照れくさくなって、食事に集中した私達。


でも、待って。これは確認しなくちゃ。


ほぼ食事が終わったところで、聞いてみた。



「絶対にド田舎へ飛ばされない方法って、何ですか?」


「知りたい?」


「もちろんです!!」


「本気?」


「ええ!!」


「それじゃあ、今から練習しよっか」


そう言うと、私は修さんにいきなり抱えられた。


そのまま、ベッドへ連れて行かれてしまいました……なんで?


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