俺様と奏でるハーモニー
気づいたらこの有様?


翌朝。


素っ裸で寝ていた私。


……しかもここは、修さんのベッド、だわ。


昨日の夜は、楽しくお酒を飲んで、修さんにつれて帰られて。


で、気づいたらこの状態なわけね。


……あんまり思い出したくないこと、思い出しちゃった。


酔っ払って、私から修さんに絡んだ気がするんだけど。


その時、寝室のドアが開いた。



「おはよう、由奈」


爽やかに笑う、修さん。


もしかしたら、あれは夢、だったのかも。


「おはよう、修さん」


うん、きっと夢。


「俺、由奈が飲むとあんな風になるなんて思ってもみなかったよ。

城田先生からの忠告がなかったら、本気でやばかったな」


……夢じゃなかったらしい、です。




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