俺様と奏でるハーモニー
あとがき
ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。
長編では5作目となったこの話、感想ノートから生まれました。
前作「あなたと奏でるハーモニー」は、私としてはメッセージ色の強いものだったのですが、説教臭くても若い皆さんに読んでもらうにはどうすればいいか、という話を感想ノートでしていたのです。
現役JK・ユズリハさんからの提案で「タイトルに工夫を!」というアドバイスを頂き、早速考えてみました。
流行のキーワードを入れて、と。
「俺様と奏でるハーモニー。……ダメだ、ギャグになっている」
それに反応してくださった読者様が意外に多くて、ならば試しに書いてみようか、と思いつきで書いたものです。
どうせ書くのなら、大人の俺様、しかも強引なだけじゃなく、計画的な俺様にしようと思い立った訳です(笑)
で、ハーモニーを奏でなくてはなりませんから、ここは俺様に意外な楽器を演奏させたいな、と。
それで出てきたのが、尺八です。
私、修さんほど上手くありませんが、一応『春の海』が吹けるレベルのお免状はあります。
これを書くにあたり、久しぶりに尺八も引っ張り出しました。
あまり尺八の描写はありませんでしたが……というか、俺様、全然今回は演奏していませんね。
前作ではあんなに練習させてたのにな、私(笑)