俺様と奏でるハーモニー
「……確かに原因は俺にある。
森本の絡みを放置してたのも俺だしな。
だから守ってやるって言ってるだろ?
俺が蒔いた種だから、俺がオトシマエつけてやるよ。
……ただし、どんな風にオトシマエつけるのかは、俺に任せろ。
結果に文句も言わせない」
守るって言ったって、どうするつもりかしら。
まさか、森本先生とガチンコ勝負な訳ないだろうし、採用試験までマンツーマンで指導する……のもありえないよね。
「あの〜、私が職員室に居られるようにさえしてくれたら、あとはどうでもいいですから。
あんまり早まったことは考えないで下さいよ?」
修さんはニヤリと笑った。
「安心しろ。
この俺が人心掌握で森本に負ける訳がない!」