霊務3
「頑張れ霊務-21」





霊になったら
必ず最初に
辿り着くのが
あの場所であり、

自分たち霊の始まりの
場所でもある
部屋を狙う輩…










よく分からないが、
知識の浅い自分でさえ
直感で
あそこだけは
占拠されてはいけないと
告げている。









「テロは
いつ行われるか
分からなくてね…

前に襲われた時は
あの番人によって
阻止されたが、
こちらの力量が
分かると
さっさと
退散してしまった…

そして近頃
相手側から宣戦布告が
あってね…

きっと今に機が熟したら
襲って来るに
違いない…」










ちなみに大男…

選択の間の番人と
呼ばれている
男のレベルは10。









最高位の社長クラスだ。










レベル7の
特殊能力も使え、
霊の実力は
右に出る者がいないと
言いえるくらいの
影の実力者だが、

襲撃の際、
たった1人の霊に
苦戦をしていた。









今度来る時は、
まともに勝てないだろう









その時でさえ
様子見の攻撃を受け、

相手は本気も何も
出していなかったので、

それがリアルに分かる。










「だから…

今はその選択の間の
周りには
厳戒な体制が引かれ
みんなで守っている…

こちらに
強力な助っ人が
欲しいんだ…」









苦悩するオジサン。



今までの強引さが
何となく
理解できた気がする
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