霊務3
「頑張れ霊務-22」
時が止まったかのように
静かな時間が
過ぎ去ってゆく。
その儚き想いを
キサラも理解できた。
「なる程……ね
だから今まで
里子を必用に
構っていたんだね」
この秘めた力を
何故か見抜いた
オジサンは、
彼女が霊になる時から
この事を考えていた。
絶対戦力になる…
そう信じて、
最初から
何もしなくても
勝手にレベルが上がると
思い描いていたが、
一年放っておいた結果が
才能がないくらいの
ダメダメっぷりだった。
しかし、
才能がなくても
それでも諦めず
ここまでやってきた。
そこで知った
この異常な霊力の高さ…
やはりオジサンは、
間違っていなかった。
だがそれは
あくまでオジサン1人が
そう思っているので、
サキの考えが同じとは
限らない。
「…何度も言うが
アタイは反対だよ…
まだ霊務も間もない
この子に頼るなんて
あまりにも
身勝手過ぎる。
戦いに巻き込むなんて
可哀想だ。
ウチらで
何とかしなきゃだよ」
どうやらサキも
高い位の霊なので、
このテロの話は
聞いているらしい
時が止まったかのように
静かな時間が
過ぎ去ってゆく。
その儚き想いを
キサラも理解できた。
「なる程……ね
だから今まで
里子を必用に
構っていたんだね」
この秘めた力を
何故か見抜いた
オジサンは、
彼女が霊になる時から
この事を考えていた。
絶対戦力になる…
そう信じて、
最初から
何もしなくても
勝手にレベルが上がると
思い描いていたが、
一年放っておいた結果が
才能がないくらいの
ダメダメっぷりだった。
しかし、
才能がなくても
それでも諦めず
ここまでやってきた。
そこで知った
この異常な霊力の高さ…
やはりオジサンは、
間違っていなかった。
だがそれは
あくまでオジサン1人が
そう思っているので、
サキの考えが同じとは
限らない。
「…何度も言うが
アタイは反対だよ…
まだ霊務も間もない
この子に頼るなんて
あまりにも
身勝手過ぎる。
戦いに巻き込むなんて
可哀想だ。
ウチらで
何とかしなきゃだよ」
どうやらサキも
高い位の霊なので、
このテロの話は
聞いているらしい