霊務3
「現れた悪魔-3」



そんな姿にイラつきを
覚えたサキは、
睨みながら対話した。







「アンタがさっきから
言ってる霊セブン…

聞いたことないね。

四獣霊のヤツらは
どうした?」







「キシャシャ!!
知らぬなら
教えてやろう!

四獣霊の4人も含め
今居る我々は
ボスを抜かして
全部で7人!

それぞれ
コード番号を持ち
全部で『07』まである

それで
0(れい)
7(セブン)で
霊セブンと言う
新たな集団を
立ち上げたと
言うことだよ!」







ぜ…全部で7人?!







こんな
レベルの高いヤツらが
そんなに居ると
言うのか?







「あ、アンタらの目的は
何なんだい?

黒幕は何者だ!!」







サキがそう言うと、

男は立ち上がり
背伸びをした。







「ふあぁ…

そこまでは
教えらんねーな。

さて…
そろそろ俺っチは
帰るとするよ。

任務はこれくらいで
いいだろう」







その帰ろうとする
様子を見て、
サキはバッと
手をかざした!







「逃がしゃしないよ!!」







ブォン!!!







そう言ってサキは
あの身の毛も凍る
得意の金縛りをかけた




すると…







パッ!







相手の姿は一瞬にして
消えてしまった。







「なっ!?
き、消えた!!」







キョロキョロと探すと
先程とは真後ろ、

反対側の木の上から
声が聞こえた。







「キシャシャシャ!

オーイ!
こっちだこっち!

キシャシャ
シャシャ!!」







い、いつの間に…






霊にこんな
瞬間移動の
能力があるワケはない。






するとコレは
特殊能力の力だろう
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