霊務3
「お気楽な仲間―6」





改めて、
現状の状態を
整理しよう。









里子
レベル4
(窓ガラスに映るまでの
能力使用可能)

キサラ
レベル7
(特殊能力までの
能力使用可能)

オジサン
レベル5
(金縛りまでの
能力使用可能)

サキ
レベル8
(行方不明。
探してください)










知っているメンバーでは
ご覧の通りだ。










あとは、
レベル6から10までの

各地区に散らばる
上級霊達だ。










「あの……

どうして
レベル6以上の
霊達にしか、
こんな重大な事
話さないんですか?」










里子は歩きながら、

オジサンに聞いてみた。










みんなで闘えば、
きっと何とかなる…


そう思い込んでるが…









「…ヤツらに
対抗するには、

レベル10などの
吹き飛ばす能力がなきゃ
闘えない…

声が聞こえるだの
音が出せるだの

そんなのは
霊務だけの世界。

霊同士の対決に、
何にも役に立たない」










確かに…

直接的なダメージを
与えられるのは、
レベル10の
相手を吹き飛ばす
能力しかない。










「それと
レベル5の金縛りは
敵と対決に使えるが、

まだ
金縛りの能力に
慣れていない
レベル5の霊を
戦力に入れる事は
難しい…

だから、
レベル6からの霊達が
該当者になったのだ」










そんな理由から、
レベル6以上の
者達だけにしか、

07の事は
伝えていない。









それ以下のレベルの者は、
無駄な命を
落としてしまうだけだ。
(もう死んでるけど)
< 127 / 359 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop