霊務3
「始まる戦い―26」
「いてぇ!!
何だこりゃ!!
俺っちの体が、
凍っている!?」
とうとう、
完全に動きが
止まってしまった
鎌桐は、
己の両手を見て
驚きの声を上げた。
それはまるで、
一般の
冷凍庫にあるような、
カチカチになった
肉の塊と化した
己の肉体を見たからだ。
「え…ヤツの体が
凍ってる?
これは一体…」
離れた場所で見ていた
キサラにも、
肌寒い感覚がする。
辺り一面、
氷点下を下回る気温まで
下がっているのだ。
「テメエ!!
何しやがった!!」
鎌桐は、
不可思議な凍結に、
喚き散らしながら聞く。
サキは、
目の前で止まった鎌桐に、
ゆっくり近付いた。
「……これが、
アタイの特殊能力だ…
『雪女』と
同じ特殊能力で、
周りの気温などを
自由に変えられるのさ…」
気温を下げる?
氷系の特殊能力か!!
気付いた時にはもう遅い。
それで、
サキの周りに冷気が
漂っていたのか
「いてぇ!!
何だこりゃ!!
俺っちの体が、
凍っている!?」
とうとう、
完全に動きが
止まってしまった
鎌桐は、
己の両手を見て
驚きの声を上げた。
それはまるで、
一般の
冷凍庫にあるような、
カチカチになった
肉の塊と化した
己の肉体を見たからだ。
「え…ヤツの体が
凍ってる?
これは一体…」
離れた場所で見ていた
キサラにも、
肌寒い感覚がする。
辺り一面、
氷点下を下回る気温まで
下がっているのだ。
「テメエ!!
何しやがった!!」
鎌桐は、
不可思議な凍結に、
喚き散らしながら聞く。
サキは、
目の前で止まった鎌桐に、
ゆっくり近付いた。
「……これが、
アタイの特殊能力だ…
『雪女』と
同じ特殊能力で、
周りの気温などを
自由に変えられるのさ…」
気温を下げる?
氷系の特殊能力か!!
気付いた時にはもう遅い。
それで、
サキの周りに冷気が
漂っていたのか