霊務3
「裏切りと札―17」
「ヒヒ!!
お前よくも僕に
四獣霊の朱雀と
闘わせたな!
僕の札の能力と
相性最悪な組み合わせを
知っていて、
騙したな!」
怒りをぶつける山田。
普段は獅死雄に対して、
こんな口の聞き方は
しないが…?
「……ずい分
偉くなったな…
いつから俺に
そんな口が
聞けるようになった?」
すると、
山田は隠し持っていた
札を集め寄せ、
獅死雄に対して身構えた。
「ヒヒヒ!!
アンタの能力と
その残虐性は
怖いよ。
だけど、今は違う!
こんな街を覆うほどの
狭間の壁を作り上げた
今のアンタに
力はもう残ってない!
ここでアンタを殺し、
僕は遠くに逃げるさ!」
すると、
その生意気な言葉に
ギロリと目を向けた。
「ほう…?
貴様が俺を…?」
その威圧感。
先程受けた火鳥なんかの
凄みより、
遥かに恐怖を感じる。
だけれども、
ここで脅しだけで
引くわけにもいかない。
「黙れ黙れ黙れーー!!
行けぇ!!
僕の札よ!!!!
やってしまえ!!!」
山田の指先で、
強力な札は
ビュンビュンと、
獅死雄目指して
飛んでいった
「ヒヒ!!
お前よくも僕に
四獣霊の朱雀と
闘わせたな!
僕の札の能力と
相性最悪な組み合わせを
知っていて、
騙したな!」
怒りをぶつける山田。
普段は獅死雄に対して、
こんな口の聞き方は
しないが…?
「……ずい分
偉くなったな…
いつから俺に
そんな口が
聞けるようになった?」
すると、
山田は隠し持っていた
札を集め寄せ、
獅死雄に対して身構えた。
「ヒヒヒ!!
アンタの能力と
その残虐性は
怖いよ。
だけど、今は違う!
こんな街を覆うほどの
狭間の壁を作り上げた
今のアンタに
力はもう残ってない!
ここでアンタを殺し、
僕は遠くに逃げるさ!」
すると、
その生意気な言葉に
ギロリと目を向けた。
「ほう…?
貴様が俺を…?」
その威圧感。
先程受けた火鳥なんかの
凄みより、
遥かに恐怖を感じる。
だけれども、
ここで脅しだけで
引くわけにもいかない。
「黙れ黙れ黙れーー!!
行けぇ!!
僕の札よ!!!!
やってしまえ!!!」
山田の指先で、
強力な札は
ビュンビュンと、
獅死雄目指して
飛んでいった