霊務3
「裏切りと札―19」







ワケの分からない
山田のせいで、
トドメを刺す
タイミングが
ズレてしまった天狗。










「やれやれ…

何だったんだ
あやつは…

ん?」










再び煙から影が見えた。









「全く……

どこに行ってたんだ…
ワシの楽しみを
邪魔するな」









そう言って影に近付くと…










バン!!









急に天狗は
強い力に弾き飛ばされた。










「ヌグゥ!!

何やつ!!」









体勢を立て直し、
真っ直ぐ見据えた。









大きな影の形…









07の誰でもない
体格の持ち主。







その大きさからして、
かなりの大男だ
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