霊務3
【対決!四獣霊!─43】
それを見て獅死雄は、
眉をしかめた。
「貴様は確か、
この面子に居た娘子…
どうしてここに…」
何も言わず、
睨みつけるキサラ。
そうすると、
獅死雄は
勝手に笑い出した。
「フハハハハ…
コイツは失礼な事をした…
どうやら貴様は
戦力の頭数に、
俺は入れてなかったらしい。
全員閉じ込めたと
思ったが、
貴様だけ逃れたようだな。
いくらレベル10とは言え
存在に無視していたよ」
キサラをザコ扱いし、
高々と笑う。
そして、
その間にも再び
手の平に四角い空間を作り、
狭間の壁を出した。
「次は逃がさん…
喰らえぃ!!!」
キサラの周り
四方八方に、
ズオっと壁が出現した。
見事囲まれてしまった。
「さあ…
どう料理してくれよ…」
獅死雄が言い終わる前に、
キサラは
壁の前に足を進めた。
「アンタ……
全部間違ってるよ…
アタシは
レベル10でもなく
ただのレベル7…
さっきの
レベル10の衝撃波と
感じたものは、
ただのアタシの声の衝撃…
そして、
みんなが捕らわれた時、
アタシもあの中に居た…
もともと逃れちゃなんか
いないサ…!」
そのまま
ズンズンと歩き、
まるで何も無いかのように、
獅死雄の狭間の壁を
すり抜けた。
「な!なにぃ!!!?」
これには獅死雄も驚いた。
いとも簡単に、
通り抜けたからだ
それを見て獅死雄は、
眉をしかめた。
「貴様は確か、
この面子に居た娘子…
どうしてここに…」
何も言わず、
睨みつけるキサラ。
そうすると、
獅死雄は
勝手に笑い出した。
「フハハハハ…
コイツは失礼な事をした…
どうやら貴様は
戦力の頭数に、
俺は入れてなかったらしい。
全員閉じ込めたと
思ったが、
貴様だけ逃れたようだな。
いくらレベル10とは言え
存在に無視していたよ」
キサラをザコ扱いし、
高々と笑う。
そして、
その間にも再び
手の平に四角い空間を作り、
狭間の壁を出した。
「次は逃がさん…
喰らえぃ!!!」
キサラの周り
四方八方に、
ズオっと壁が出現した。
見事囲まれてしまった。
「さあ…
どう料理してくれよ…」
獅死雄が言い終わる前に、
キサラは
壁の前に足を進めた。
「アンタ……
全部間違ってるよ…
アタシは
レベル10でもなく
ただのレベル7…
さっきの
レベル10の衝撃波と
感じたものは、
ただのアタシの声の衝撃…
そして、
みんなが捕らわれた時、
アタシもあの中に居た…
もともと逃れちゃなんか
いないサ…!」
そのまま
ズンズンと歩き、
まるで何も無いかのように、
獅死雄の狭間の壁を
すり抜けた。
「な!なにぃ!!!?」
これには獅死雄も驚いた。
いとも簡単に、
通り抜けたからだ