霊務3
【対決!四獣霊!─45】








どちらかが気を抜けば
吹き飛ぶ…









それを見て、
衝撃波を出し続けながら
獅死雄は言った。











「ほう…やるな…

レベル2の声が
俺のレベル10の衝撃波と
同じだとは…

しかし、
貴様の力はここまで!

こんな声じゃなく、
せめて特殊能力があれば
結果は違ったろうが、
レベル7の特殊能力の
使い方も分からぬ貴様に
勝機などないわ!!」











そのまま
左手に溜めた力を、
衝撃波として
繰り出してきた。










追加された力に、
キサラの声は
どんどん押されていく。









このままでは…

吹き飛ばされてしまう…!










その死を目の前にして、
無に還る恐怖より
怒りが先行した。











「……こんな声?
特殊能力だって…?

なめてんじゃないよ!!
アタシは風車のボーカル!
声はアタシの宝物だ!

特殊能力なんて、
霊の力なんていらない!

この声以外は、
何もいらないんだよぉぉぉ
!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!」











カアアアアァァァァ!!!
っとキサラの声の衝撃が
光に包まれた!!
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