霊務3
第三死 一年
「里子と愉快な仲間達-1」
あれから…
一年の月日が経ち…
オジサンはようやく
里子の様子を見に、
再び霊務場所である
森林までやってきた。
「一年とは早いものだ…
さて、
里子君は元気に
やってるかな?
生き返りの選択しに
来なかったとこを見ると
根気よく
やってるみたいだけど。
まさか、
『あの時の彼女』
みたいに、
もうレベル10に
なってる…
何て事はないよな。
まあ、そしたら
逆にありがたいけど」
そう
ブツブツ呟いていると、
森からガサッと
何かが出てきた。
「あの~…」
急に出てきた霊に
オジサンは
ちょっとビックリした。
「うわあぁぁ!
…あ、なんだ
里子君じゃないか」
出てきたのは里子。
あまりに存在感がなくて
気付かなかったが、
前と変わらず
礼儀正しい顔が現れた。
「お、覚えてて
くれたんですね…
田中さんお元気そうで」
「そりゃ
覚えてるさっ。
いや~今まで放置してて
ずっと悪いと
思っていたが…」
そう言い掛けると、
オジサンはまじまじ
里子の顔を見た。
すると…
「な、な、な…
レ、レベルいちぃ!?」
オジサンは
ビックリした声を
再び上げる。
実は
オジサンの目は特別で、
霊のレベルを見ることが
出来るのだ。
そうして今見た
里子のレベル。
一年前と変わらず、
レベル1の
見習いクラスのまま。
あまりの
上達の悪さに、
驚きを隠せないで
いたのであった
あれから…
一年の月日が経ち…
オジサンはようやく
里子の様子を見に、
再び霊務場所である
森林までやってきた。
「一年とは早いものだ…
さて、
里子君は元気に
やってるかな?
生き返りの選択しに
来なかったとこを見ると
根気よく
やってるみたいだけど。
まさか、
『あの時の彼女』
みたいに、
もうレベル10に
なってる…
何て事はないよな。
まあ、そしたら
逆にありがたいけど」
そう
ブツブツ呟いていると、
森からガサッと
何かが出てきた。
「あの~…」
急に出てきた霊に
オジサンは
ちょっとビックリした。
「うわあぁぁ!
…あ、なんだ
里子君じゃないか」
出てきたのは里子。
あまりに存在感がなくて
気付かなかったが、
前と変わらず
礼儀正しい顔が現れた。
「お、覚えてて
くれたんですね…
田中さんお元気そうで」
「そりゃ
覚えてるさっ。
いや~今まで放置してて
ずっと悪いと
思っていたが…」
そう言い掛けると、
オジサンはまじまじ
里子の顔を見た。
すると…
「な、な、な…
レ、レベルいちぃ!?」
オジサンは
ビックリした声を
再び上げる。
実は
オジサンの目は特別で、
霊のレベルを見ることが
出来るのだ。
そうして今見た
里子のレベル。
一年前と変わらず、
レベル1の
見習いクラスのまま。
あまりの
上達の悪さに、
驚きを隠せないで
いたのであった