霊務3
【悪魔とその片腕─59】
「これが…コア…」
形式は人が1人入れそうな
球状を帯びており、
稲光と
目にも見えない高速で
自己回転している。
見てるだけで
生気を奪われそうな物体…
通常ならば、
一目散に逃げ出したい
気持ちが溢れるが、
里子はその場から
一歩も退かなかった。
ゆっくりと近付く…。
このコアさえ…
このコアさえ
破壊できれば…
そう思いながら
目の前にやってきて、
足を止めた。
最後の覚悟……
『二度目の死』に
息をスッと吸い込む。
一瞬、走馬灯のような物が
頭をよぎった
「これが…コア…」
形式は人が1人入れそうな
球状を帯びており、
稲光と
目にも見えない高速で
自己回転している。
見てるだけで
生気を奪われそうな物体…
通常ならば、
一目散に逃げ出したい
気持ちが溢れるが、
里子はその場から
一歩も退かなかった。
ゆっくりと近付く…。
このコアさえ…
このコアさえ
破壊できれば…
そう思いながら
目の前にやってきて、
足を止めた。
最後の覚悟……
『二度目の死』に
息をスッと吸い込む。
一瞬、走馬灯のような物が
頭をよぎった